家族全員の洗濯物は、毎日洗ってもすぐに溜まる、永遠のループ家事の一つです。
そんな毎日の洗濯で、ある日異変が起こりました。
洗ったはずの白いシャツに、黒いカスのような汚れが付いている!
干そうとした白シャツを広げると、黒や茶色のカスのような斑点状の汚れがビッシリ付いていたのです。
他の洗濯物も確認したら、汚れは大小の違いはあっても、多くの洗濯物に付着していました。
調べてみると、このカス汚れの正体は「洗濯槽のカビ」が原因だったのです。
洗濯物の黒や茶色の汚れが「洗濯槽のカビ」と分かるまで
汚れを見た時、洗濯槽のカビが原因だとは思いもしませんでした。
ボールペンを入れたままの服を一緒に洗濯してしまい、溶け出たインクが多くの洗濯物に付着したのだと、最初は思いました。
過去にボールペンのインクが溶け出て付着した事件は何度か経験していたため、今回も同じだと思い込んでいました。
でも今回、洗濯機の中にボールペンなどインクが流れ出る原因物は見当たらず、汚れ部分もこれまでと状態が少し違ったのです。
黒や茶色の斑点のような汚れが一定間隔で何か所もついているのです。
しかも手洗いしても取れない汚れです。
インク汚れの場合、洗ったら消えるか薄くなっていたので、別の原因が考えられました。
調べた結果「洗濯槽のカビ」にたどり着きました。
洗濯槽のカビには洗浄(クリーニング)が必要
洗濯槽のカビに対して、どう対処すればいいのか?
洗濯機の取扱説明書を読んで解決方法を確認しました。
説明書内には必ずある「困ったときは?」の項目内を調べるのが近道でしょう。
洗濯機の取扱説明書にはこのように書いていました。
Q:黒カビや臭いが発生してしまったら?
洗濯物に茶かっ色や黒い汚れが付くときはドラムの外側に黒カビが発生しています。
A:洗濯槽クリーナーを使いましょう!
別売りの洗濯槽クリーナーを用意し、換気をよくしてゴム手袋などもつけて作業します。
またお風呂の水を使っている場合、風呂水給水ホースにもカビの発生が考えられます。
洗濯槽・給水ホース、両方を洗浄しましょう。
パナソニックのドラム式洗濯機の取り扱い説明書より
洗濯槽の洗浄は、お手入れとしては「洗濯槽のニオイが気になってきたら洗浄するのがおススメです。」との記載もありました。
洗濯槽の洗浄……そういえば、いつ頃にしたか記憶がない。
随分していなかったから今回のような状況になったのかもしれない。
そういえば時々、洗濯槽から生乾きのようなニオイがしていたように思います。
とても強いニオイではなかったので気に止めていませんでしたが、積み重なったカビの汚れが今回溢れ出してきた、という状態なのでしょう。
皆さんも洗濯槽から嫌なニオイがし始めたら注意してください。
オキシクリーンが洗濯槽クリーナーとして使用できない理由
「洗濯槽クリーナーで洗浄が必要」ということは分かったのですが、洗濯槽クリーナーにも色々と種類があります。
メーカー推奨の洗濯槽クリーナーは別売り商品として取扱説明書に掲載されていました。
でも別売り商品は代用品でも大丈夫な時があるので、自宅にある洗浄剤関係で代わりになりそうなものを確認してみました。
そうだ!「オキシクリーン」があった。
私が真っ先に頭に浮かんだのが「オキシクリーン」です。
これは日本製ではなく、コストコで購入した海外成分の商品なので洗浄力が高い、と聞いていました。
また以前、洗濯槽のお手入れにオキシクリーンを使用している動画を見かけていたので、良いと思ったのです。
ですが私が見た動画は二層式の洗濯機だったので、念のためにドラム式洗濯機でも問題ないかをインターネットで調べ直してみました。
すると、「ドラム型洗濯機の洗濯槽洗浄にはオキシクリーンは向かない。」との記載がありました。
理由は、オキシクリーンは「カビ汚れを浮かす」ことは出来ても「汚れを溶かす」までは出来ないからのようです。
使用した場合、汚れは浮き出るだけでカビ自体が消失はせず、状態をよくするには浮き出た汚れを何度も排出する必要がある、とのことでした。
皆さんもネットや動画で代用品の検討をする時は、使用条件が同じかを確認してからにしましょう。
結果、メーカー指定の洗濯槽クリーナーで対応するのが間違いない、と分かりました。
メーカー指定・別売りの「洗濯槽クリーナー」を入手するには?
入手する時は、取扱説明書に記載している品番をもとにすると、商品違いを防げます。
2022年1月現在で調べたところ、価格はインターネットの方が若干安い結果でした。
ですが、ネットの場合は手元に届くのに時間がかかります。
今回は注文から2日後到着が最短でした。
洗濯槽クリーナーをネット注文して、届くまではコインランドリーを活用する方法もあるでしょう。
毎日発生する洗濯物の量と、付近のコインランドリーまでの往復を考えて判断すると良いと思います。
我が家は5人家族。
洗濯槽クリーナーが届くまで、家族全員の洗濯物を手洗いは無理。
最寄りのコインランドリーも距離があるから、難しい。
今回我が家の場合は、クリーナーを即入手できる方が様々な面で得策だと考えました。
商品を置いていそうなお店に何件も電話し、最終的に在庫が見つかったのは家電量販店でした。
ですが在庫は、我が家の洗濯機メーカー(パナソニック)ではなく別メーカー(日立)の洗濯機用のものでした。
店員の方に事情を説明したところ、次のアドバイスが貰えました。
日立さんが出している商品ですが、パナソニックさんの製品でも使えます。
クリーナーの制作会社さんは一緒で、成分としては同じ商品ですので。
パナソニックさんの純正品じゃなくても大丈夫なんですね。
聞くと、中身は成分なども同じで容量やパッケージを変えて各メーカー品として売っているとのこと。
そして、メーカーの別売り洗濯槽クリーナーは、カビ汚れを浮かして、更に溶かしてキレイにするので、仕上がりがかなりキレイとのことでした。
代用品で予防洗浄!メーカー指定「洗濯槽クリーナー」より安価な商品
洗濯機の大きさにもよりますが、大体1回の洗浄で1本使用します。
メーカー指定の商品の入手方法などをお伝えしましたが、商品のお値段が高いですよね。
取扱説明書には「1~2か月ほどの頻度でクリーニングがおススメ」とありますが、気軽に何度も出来ない、と思われる方も多いのではないでしょうか?
そんな方にとってもお得な情報です!
メーカー商品でなくても、ほぼ同様の洗浄力を持つ商品を教えてもらいました。
先日、洗濯機メーカーの方の点検を受けた時に教えてもらいましたので、間違いないですね!
その商品とは「ジョンソン:洗濯槽カビキラー」です。
メーカー指定の洗浄剤のお値段と比べると、1/4で洗浄が可能です。
安価な同等商品で予防洗浄をして、洗濯槽のカビを出さないようにクリーニングしましょう。
洗濯槽洗浄の作業には時間が必要
使用している洗濯機によって所要時間は異なりますが、洗濯槽の洗浄には約半日(パナソニックは約11時間)という長い時間が必要です。
洗濯槽クリーナーを使用する場合は、出来上がりと所要時間をよく考えてからにしましょう。
クリーナーは塩素系洗剤なので、独特のツンとした香りが漂います。
塩素系のニオイが苦手な方はマスクなど着用した方が良いと思います。
取扱説明書の手順に沿って洗浄剤をセットしたら、後は待つだけです。
待っている間に同じく汚れが付きやすい、風呂水ホースも洗浄をするのがおススメです。
風呂水ホースは、中だけでなく外側についていた水垢汚れもキレイに落ちます。
洗浄後は洗濯を再開可能。仕上がりの結果は?
洗浄が完了したら洗濯機は、すぐに始動可能です。
洗濯物をドラム内に入れるときは、まだ塩素系洗剤特有の香りが強いです。
でも洗濯に影響はありません。
今回の我が家の場合も、洗濯槽クリーナーを使い終わってすぐに使用しました。
ですが、洗いあがりの洗濯物には柔軟剤の良いニオイだけが残っていました。
そして仕上がった洗濯物には黒や茶色のカス汚れは全く無くなっていました。
まとめ
今回の洗濯トラブル・洗濯槽のカビ対応のまとめは以下のとおりです。
各ご家庭の洗濯機のメーカーやドラム式や二層式など、状況が違う部分もあると思いますが、少しでも参考になると嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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